【2017年6月8日】「デジタルサイネージ ジャパン2017(DSJ2017)」が6月7日~9日(金)まで、千葉市美浜区の幕張メッセで開催されている。
「DSJ2017」は街中のメディアとして浸透し始めた「デジタルサイネージ」にフォーカスしたイベント。デジタルサイネージの最新技術とその活用法を、出展各社が紹介。期間中に同時開催イベントも含めて約14万人が来場する。
主催はデジタルサイネージ ジャパン 実行委員会。
同時開催は「Interop Tokyo」「Connected Media Tokyo」「ロケーションビジネス ジャパン」「APPS JAPAN」。
来場は無料だが、事前登録が必要。
デジタルサイネージ ジャパン2017
http://www.f2ff.jp/dsj/
レポート2では、デジタルサイネージで使えるシステムや新提案などを中心に紹介する。
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展示会レポート1|「デジタルサイネージ ジャパン2017」
サガシキ(7N08)は6月6日、日本での独占販売の発表を行った「ENPLUG(エンプラグ)」を中心に展示した。
「ENPLUG」は、「エンプラグ デバイス」をディスプレーとパソコンに接続することで使用可能。サイズや方式の異なるディスプレーに対応。ハッシュタグを使ったSNSとの連携も特徴で、リアルタイムに広告と顧客の声を表示できる。
ブースはバーカウンターをイメージ「#enplugjapan」のハッシュタグを表示し、インスタグラムで投稿すれば表示される様子を来場者が体験した。
このほか、ハッシュタグで画像をプリントできるインスタントプリントサービスもプリンタを参考出品。こちらは来月には展示会などで発表される予定だ。
エイコム(7B13)は、顔認識マーケティングをさまざまな形でデモンストレーションしている。
同社のシステムはカメラでとらえた人間の顔を識別子「性別」「年齢」「ムード」「感情」などをグラフ表示する。
棚前行動分析などのマーケティングや、ユーザーの属性にあった広告表示などのプロモーションに活用できるのはもちろん、システムの裏側ともいえるグラフ表示を来訪者に見せることで、イベントなどでの効果的な集客に活用できる。
日本交通でタクシー用サイネージとして採用されており、乗客にあった広告表示を実現している。
表示灯(7N21)の「ハイレゾナビタ」は、4K仕様で、タッチ操作ができ、6言語に対応している。またマップはイラストで表現され、季節による変化も表現できる。
「ロードサイドナビタ」は屋外用のタッチ機能付き案内掲示板で、広告スペースのあるサイネージ。フリーのWi-Fiスポットにもなるため、スマートフォンと連動して利用できる。
ソニーマーケティング(7H04)は、「4Kブラビア」を中心に展示。複数の言語を同時に表示してもクッキリ映ることをアピールした。
このほか共同印刷(7U21)では、「多言語対応・デジタルサイネージ」がハウステンボス内の「変なホテル」で採用され、ホテルのフロントを無人化した事例を紹介している。
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