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【この人に聞きたい!】スナック菓子のパッケージを変えたカルビーの鮮度政策って?後編 カルビー研究開発本部食品法務部 澤田遍範氏


【2017年4月10日】日本でポテトチップスを広めたカルビーだが、発売当初、ポテトチップスが店頭に並んだあとに酸化し、味や香りが劣化してしまうという課題を抱えていた。
その課題を解決したのが「VM-PET」と呼ばれるアルミ蒸着フィルムのパッケージ。変更までには前例がなかったことや高コストから反発もあったという。

カルビー 澤田さん

前編に引き続き、商品やその包装について、カルビー 研究開発本部食品法務部の澤田遍範氏に話を聞いた。

【この人に聞きたい!】スナック菓子のパッケージを変えたカルビーの鮮度政策って?前編 カルビー研究開発本部食品法務部 澤田遍範氏

他の商品でも包材に工夫 より使いやすく

現在、当社のポテトチップスは内容量の違いも含めて、年間約200種類程度が発売されています(取材直後には47都道府県ポテトチップスが発表された)。

47都道府県ポテトチップス
47都道府県ポテトチップス「♥(ラブ)JPN(ジャパン)」企画イメージロゴ

当社の1年間で発売される全商品が約300種類ほどなので、その半数以上がポテトチップスということになります。
ポテトチップスは、「じゃがりこ」や「サッポロポテト」などとは異なり、原材料を練り込む必要がなく、フレーバーを後からつけられるので、種類を増やしやすいこともありますが、多くの派生品が生み出されています。この数だけパッケージをつくっているということです。

ファミスタチップス カルビー 012

ポテトチップス以外では、近年急激に売り上げを伸ばしているシリアルブランド「フルグラ」で「チャック開けにくい」という声がありこれに応え、チャック部分を改良しました。
また、数回で使い切れる380gの小さな商品にも、新たにチャックが付けるなど、毎日食べない方のためにも保存の工夫もしています。

 

お客さまへ さらにおいしい商品を

野菜のチップス「ベジップス」では、スタンドパウチの上部にパンチ穴を加えました。
これはドラッグストアでの購買が多く、売り場の広さに制限がある場所での展開に対応したものです。
それぞれ販売される業態に合わせてパッケージ設計するなど、細かな包装の改善を重ねています。

ベジップス1 ベジップス2

また、「じゃがりこ」では、パッケージ(カップ)の高さを低くするなどで、包材を無駄に使わない環境対策にも取り組んでいます。

じゃがりこ

当社では「アルミ蒸着の使用」「完全密封」「窒素の充てん」「製造日の記載」など、商品への異物混入などに対する目がシビアになる前から「鮮度政策」を取り組んできました。
また、当社で起こった商品へのカビの発生や焦げなどの欠点を、ホームページ上で積極的に紹介しています。

カルビー 002  カルビー 008

今後もこのような取り組みを進め、さらにお客様へおいしい商品を届けていきたいと考えています。

 

【この人に聞きたい!】スナック菓子のパッケージを変えたカルビーの鮮度政策って?前編 カルビー研究開発本部食品法務部 澤田遍範氏

参考
〈酸化〉を食い止めろ!パッ ケージ開発への飽くなき挑戦 【前編】
https://www.calbee.co.jp/foodcom/nazo/report_01.php

〈酸化〉を食い止めろ!パッ ケージ開発への飽くなき挑戦 【後編】
https://www.calbee.co.jp/foodcom/nazo/report_02.php



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