【2026年10月30日】OSPホールディングス(大阪市天王寺区)は、軟包装印刷で使う調整用の使用済みリードフィルムを活用する2つの実証実験について、中間報告を公表した。
実験は2026年6月度から、大阪シーリング印刷の門司工場と岡山工場で進めている。

リードフィルムは、グラビア印刷時の色調調整や印刷品質の確認に使うフィルムで、使用後は廃棄物として処理されてきた。同グループは、フィルムに印刷したインキを取り除く「脱墨処理」の技術を確立し、2つの方法で再利用している。

水平リサイクルは、脱墨後に再びリードフィルムとして門司工場で使う。中東情勢の影響や繁忙期への対応で進捗にやや遅れが出ているが、実験終了まで検証を続ける。
アップサイクルは、脱墨後にペレット化して再生フィルムを製造し、シール・ラベルの仕上げや梱包を担うOSPアドバンスでピロー包装材として使う。9月末時点で、廃棄予定だったプラスチック約183kgを再生し、再生ペレットの使用量も毎月増えている。

現場の担当者によると、門司工場では従来品と大きく変わらない品質で使えており、OSPアドバンスでも条件調整をしたうえで通常のフィルムと同様に使えている。実証実験が完了した段階で、あらためて発表する。
OSPホールディングス
https://www.osp-holdings.co.jp/
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