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TOPPANら3社 医療現場向け「回転式ボックス型リーダ」を開発 個数確認など入れたまま可能に

【2024年9月9日】TOPPANとオオクマ電子、イワサキの3社は、医療現場向けの回転式ボックス型リーダを開発した。

ICタグラベルを薬品や医療資材などの製品パッケージに取り付け、使用済み製品をパッケージに入れた状態のまま、まとめて廃棄用の袋に入れたまま読み取れる。これにより手作業で行っていた使用後の数量確認を一括で可能にし、医療従事者の業務負担を低減する。

ボックス内には、アンテナを複数枚組込み、正面の扉を閉めた状態で、手動で回転させ読み取れる。対象物を回転させることで、アンテナから発する電波があらゆる角度で対象物にあたるため、アルミ製パウチなどの素材のICタグやICタグの重なりによる電波の阻害を抑制し、小電力でも高出力タイプリーダに劣らない読み取り能力を可能にした。

また、UHF帯特定小電力リーダを使用しているため、電波利用の申請が不要で、医療従事者の業務負荷の軽減を支援する。

ボックスの筐体サイズはカスタマイズが可能で、内蔵する最適なアンテナの選定とアンテナ枚数の選択もできる。価格は約80万円/台~(小型サイズ 450mm×450mm×500mmの場合)。

今後は、医療医薬業界をメインターゲットに本製品を提供し、3社共同で病院内での本格的な導入活用を展開する。

なお同製品は9月11日(水)から13日(金)まで、東京ビッグサイトで開催される「第26回 自動認識総合展」のTOPPANブース(西4ホール・A-01)にて展示される。

 

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