【2026年10月2日】DICは、溶剤使用量を大幅に削減する省溶剤型グラビア印刷向けインキ「ECOVART(エコバート)」の日本展開を開始した。あわせて中国、東南アジアを中心としたグローバル展開も進める。
また同製品は10月14日から16日まで東京ビッグサイトで開催される「TOKYO PACK 2026」に初出品される。

ECOVARTは、印刷時に適正な粘度へあらかじめ調整された「Press-Ready Ink」として提供され、溶剤による希釈や粘度調整作業を省ける。
独自開発の樹脂を活用し、既存のグラビア印刷設備をそのまま使える。2022年にインドで販売を開始し、販売数量を拡大してきた実績をもとに、今回日本展開に乗り出す。
これにより、印刷工程での作業時間短縮やオペレーターの負荷軽減、溶剤購入量の削減に加え、溶剤在庫管理の簡素化や保管スペースの有効活用、溶剤の調達負荷・価格変動リスクの低減も期待できる。社内検証では、希釈溶剤使用量を約50%以上削減できることを確認したという。
インキに含まれる溶剤量を抑えたハイソリッド設計を採用しており、従来のグラビアインキに比べて高い色濃度を持つため、必要な色濃度をより少ないインキ使用量で実現できる。
グラビア印刷ならではの意匠性を維持しながら、省資源化との両立を図る。
背景には、パッケージ・印刷業界でのVOC排出量削減への対応に加え、2026年の中東情勢を背景としたナフサ由来溶剤の供給不安がある。
DICは「印刷時に使用する溶剤そのものを減らす」という発想で開発したECOVARTにより、原材料の安定調達やサプライチェーン強靱化にも貢献するとしている。
商品情報
https://www.dic-global.com/ja/event/packaging/ink/08.html
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