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全国カレンダー展77回の入賞作品決定 経産・文科両大臣賞に6作品

【2025年12月23日】日本印刷産業連合会が主催する「第77回全国カレンダー展」の入賞作品が決定した。今年で77回目を迎えた同展は、産経新聞社との共催で実施されており、印刷・デザイン分野におけるカレンダー作品の質を競う国内有数のコンクールである。

審査会は12月9日と10日の2日間、共同印刷のTOMOWELホールで行われた。デザイナーの上條喬久氏をはじめとするクリエイティブ関係者や学識経験者、後援団体、広告・消費者団体、主催側の印刷関係者など計18人が審査委員として参加し、投票による選考で各賞を決定した。

今回の応募点数は351点で、前年の403点を下回ったものの、金賞・銀賞を含む入賞作品は69点と前年を上回った。その中から最優秀と認められた経済産業大臣賞および文部科学大臣賞は、以下の6作品が選ばれた。

第1部門では、経済産業大臣賞に「2026年 JFEグループカレンダー(特装版)」(ジェイエフイーホールディングス)、文部科学大臣賞に写真家・米津光氏による「Silent Landscapes」が選出された。
第2部門では、経済産業大臣賞が「Floriography 2026(壁掛け)」(パナソニック ホームズ)、文部科学大臣賞が「2026年カレンダー AIR 空気に抱かれる惑星」(ダイキン工業)となった。
第3部門では、経済産業大臣賞に「Ain’t No Mountain High Enough 2026 by ASUKA SHINDO」(しんどう あすか)、文部科学大臣賞に「Portraits 眼(まなざし)と眼(まなざし)のあいだ」(篠田岬輝)がそれぞれ選ばれている。

入賞作品展は、2026年1月26日(月)から30日(金)まで、東京サンケイビル・ブリックギャラリーで開催される。会期初日の1月26日には、「明美ちゃん基金」のためのチャリティ販売も実施される予定だ。なお、会場では「第67回全国カタログ展」の入賞作品も併せて展示される。

後援には経済産業省、文部科学省、国立印刷局、日本商工会議所、日本製紙連合会、日本マーケティング協会、全国中小企業団体中央会、日本グラフィックデザイン協会(JAGDA)、日本カレンダー暦文化振興協会が名を連ね、協賛は全国カレンダー出版協同組合連合会が務めている。

入賞作品一覧

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