ラクスル　Canvaとパートナーシップを締結　デザインから印刷・マーケティングまでを一気通貫で支援

【2025年10月30日】ラクスルは、世界190か国以上で利用されるデザインプラットフォーム「Canva」を展開するCanva社（オーストラリア・シドニー）と、日本市場での戦略的パートナーシップ契約を締結した。

両社は今回の提携により、「誰もが簡単にビジネスの成長に必要なクリエイティブとマーケティングを活用できる世界」の実現を目指す。デザインと印刷の連携にとどまらず、Web・販促・マーケティング領域までを包括的に支援する体制を構築する。

ラクスルはこれまで、「仕組みを変えれば、世界はもっと良くなる」というビジョンのもと、印刷業界を中心に新しいプラットフォームを構築してきた。一方、Canvaは、初心者からプロまでが直感的に高品質なデザインを作成できるクラウドツールとして、全世界で利用が拡大している。

今回の提携により、両社は次の取り組みを進める。

Canva上での印刷サービス連携
Canvaで作成したデザインを、そのままラクスルの印刷サービスに入稿可能に。名刺・チラシのほか、ポスターやパンフレット、アパレルなど多様な印刷物に順次対応する。

ラクスル上でのワンストップ体験
ラクスルのプラットフォームからCanvaに接続し、デザイン制作から印刷、ダイレクトメール、エリアマーケティング、Web制作、デジタル広告までを一貫して利用できるようになる。

第一弾として、Canva上で作成した名刺をワンクリックでラクスルに入稿できる機能をリリース。今後はチラシや冊子など、他の印刷商品にも拡大する予定だ。

サービスサイト
https://www.canva.com/ja_jp/raksul/

コメント

Canvaジャパン・カントリーマネージャーの高橋敦志氏は、「ラクスルとの提携により、デザイン制作から印刷、販促までをシームレスに提供できるようになる。日本企業のクリエイティブ業務をさらに後押ししたい」と述べている。

ラクスル代表取締役社長 グループCEOの永見世央氏は、「世界中で利用されるCanvaとの協業を通じて、デザインから販促・デジタルまでをつなぎ、企業の創造性を成長の原動力に変える」とコメントした。

ラクスルは今後、デザインやマーケティングの知識がなくても誰もが創造力を発揮できる仕組みを整備し、中小企業の事業成長を支援していく方針だ。