【2016年11月25日】本体より「おまけ」が欲しくなる商品というのもある。シリーズものであれば、おなけのコンプリートを狙って買い続けるマニアもいる。
かつて地味だけど、そんなシリーズがあった。
永谷園はこのほど、1965 年~1997 年の約 30 年間、お茶づけ商品などの主要商品におまけとして付けていた浮世絵や名画のカードを復活する。
復活の第1弾は特に有名だった「東海道五拾三次」。
さらに当時好評だった希望のシリーズがフルセットとして当たるプレゼントキャンペーンも合わせて復活する。
アンケートでの認知率が意外にすごい
なんと永谷園。この復活に合わせて、アンケートも行った。
質問は「東海道五拾三次カードを知っている?」。
その結果、「知っている」と答えたのは、
「20 代」40.2%
「30 代」45.5%
「40 代」69.1%
(全国の20代~40代の男女319名に調査)。
プレスリリースでは「20代、30代は過半数以上の人は知らない結果となり、20 年の歳月の重みと“ジェネレーションギャップ”が感じられる結果となりました」としているが、中止から約20年もたっているのに20代が40%も知っているというのは、なかなかすごい販促品だったんじゃないだろうか。
永谷園謙虚すぎる!
このカードの始まりは、「検紙印」だそうで、発売当初、手作業生産の時代に商品の検査確認の意味で、確認印を押した無地の検印紙(カード)を封入していたことから、この「検紙印」に絵画を印刷し始めた。
今回の復活は、日本文化和食のユネスコ無形文化遺産登録や、「クールジャパン」、2020 年東京オリンピック・パラリンピック開催に伴う日本文化の再評価などを受けたもの。
日本に注目が集まる中、もう一度レギュラーの企画になるのかどうかたのしみだ。
さて、永谷園はもう一つ興味深いアンケート調査の結果を発表している。
質問は「お酒を飲んだ後の締めに食べる一品は?」
なんと1 位「お茶づけ」で42%、2 位は「ラーメン」28 % だった。
プレスリリースでは「サラサラと食べられるお茶づけは、飲んだ後にぴったりの一品といえそうです」とのこと。
なんとラーメンを抑えて堂々の1位で、こちらは遠慮せずにPRしている感じがするが、カードに関するコメントが謙虚なだけに好感が持てる。
ちなみに、記者の飲んだ後は「飲みすぎで何も食べられない」でした。
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