【2025年12月19日】大日本印刷(DNP)は、地域振興情報発信プラットフォーム「Place2B(プレイストゥビー)」に人流データ分析を組み合わせたパッケージサービスの提供を12月に開始した。
SNSと連動したデジタルマップによる情報発信と、人流データの分析を掛け合わせ、観光地における周遊促進や情報発信の高度化を支援する。

同サービスは、SNSと連動して地域の観光情報や店舗情報などを地図上に表示する「Place2B」に、スマートフォンなどから取得した位置情報を基にした人流データ分析を組み合わせたもの。旅行者の行動傾向を把握し、状況に応じた情報発信や施策立案につなげる。
人流データは、Azira社のオフライン行動データを活用し、日本国内では約5,000万台規模のスマートフォンアプリ由来の位置情報を、本人同意を前提に匿名化した上で分析する。これにより、観光地での滞在エリアや移動経路、訪問先の傾向などを可視化できる。
分析結果を基に、地図上の地点情報や利用者属性に応じた情報配信や広告展開が可能となり、キャンペーン施策の効果検証や改善を含むPDCAサイクルの高速化を図る。混雑状況やイベント情報の発信にも対応し、持続的な地域活性化を後押しする。

同サービスは、沖縄県国頭村(くにがみそん)の観光DX推進事業委託業務に採用された。今後は自治体や観光協会、観光地域づくり法人(DMO)などへの展開を進め、観光資源とデータを活用した地域プロモーションを支援していく。
DNP MAPベース地域振興情報発信プラットフォーム「Place2B」
https://www.dnp.co.jp/biz/products/detail/20172663_4986.html
人流データ分析サービス「Azira」
https://www.dnp.co.jp/biz/products/detail/20172557_4986.html
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