【2024年10月21日】TOPPANは10月から、「水性フレキソ印刷」と「ノンソルベントラミネーション」でありながら、食品業界向けにレトルト殺菌に対応し、電子レンジでも加熱できるパウチの提供を開始する。
同社では2022年8月から、製造時のCO₂排出量や残留溶剤を削減できる「水性フレキソ印刷」と「ノンソルベントラミネーション」を組み合わせ、製造時のCO₂排出量を削減できるパッケージを生産してきた。
今回開発された「水性フレキソ印刷」と「ノンソルベントラミネーション」を組み合わせたレトルト対応パッケージは、より環境負荷を少なくする生産方法を採用。これまで飲料ラベルや軽包装用途で展開されてきたが、TOPPANグループが独自に開発したインキ・印刷技術により、レトルト殺菌・電子レンジ対応パッケージにも展開可能となった。
溶剤をほとんど含まない水性インキによる印刷と、有機溶剤を含まないラミネート方式であるノンソルベントラミネーションを組み合わせた生産方式によりVOCの排出量を大幅に削減でき、CO₂排出量を低減する。パッケージの材質構成の見直しが困難な場合でも、生産方式を変更することで、環境負荷を低減したパッケージへの切り替えが可能という。
新製品では、従来の油性グラビア印刷と油性ラミネーションを使用したレトルト対応パッケージと比較して、パッケージ製造に関わるCO₂排出量を約13% 削減することを見込んでいる。
今後、同社では従来の生産方式とは異なる環境適性を備えた本生産方式を確立することで、2025年には関連受注を含めて30億円の売り上げを目指す。
なお、同製品のサンプルは10月23日㈬から25日㈮に開催される「TOKYO PACK 2024-2024東京国際包装展-」(会場:東京ビッグサイト)のTOPPANブース(東ホール・小間番号2U09)で展示される。
「TOKYO PACK 2024」
https://www.tokyo-pack.jp/
TOPPANグループのサステナブルブランド「SMARTS」について
https://www.toppan.com/ja/living-industry/packaging/sustainability/
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