【2024年10月7日】TOPPANとTOPPANデジタルはこのほど、証券印刷の製版技術を応用し、パウチ(軟包装)に直接偽造防止機能を付与した「セキュリティ軟包装パッケージ」を開発。10月からサンプル提供を開始する。
「万線潜像」技術は、専用の検証フィルムを当てると隠れていた文字・パターンが現れる特殊製版技術。超高密度な画像で構成されるため、コピー機での複製は極めて困難で、グラビア印刷と組み合わせることにより、自己検証型の真贋判定機能を実現した。
「セキュリティ軟包装パッケージ」は、「万線潜像」技術を活用し、パウチの「オモテ面」の透明部分と、「ウラ面の内側」に印刷した特殊な模様を重ね合わせることで隠し絵柄が出てくる仕組み。
これにより、検証用フィルターを必要としない自己検証型の真贋判定技術を実現している。
この特殊な模様は、スキャナーやコピー機等でのデザイン複製では再現が困難な為、模倣されにくいパウチとなる。
背景には、化粧品やサプリメントなど模倣品被害の世界的拡大がある。対策のホログラムはラベルの製造と貼付という作業があり、運用コストが高くなるという課題があった。
新製品はこれを解消するもの。
今後同社は、模倣対策として、追加の包材コストを掛けにくい「高価格帯の日用品・健康食品」などをターゲットに拡販し、関連商材と合わせて、2025年度に3億円の売上を目指す。
なお、本サンプルは10月23日㈬から25日㈮に開催される「TOKYO PACK 2024-2024東京国際包装展-」(会場:東京ビッグサイト)のTOPPANブース(東ホール・小間番号2U09)で展示される。
TOKYO PACK 2024 -2024東京国際包装展-
https://www.tokyo-pack.jp/
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