【2023年1月17日】凸版印刷は1月16日、データを活用したコミュニケーション施策を手軽に始められるデジタルマーケティングサービス「&haco」を開始した。
同サービスは、3つの機能で構成されている。
「ためる」機能は、取得している顧客データをデータベースに集約。「わける」機能は、そのデータベースをさまざまな条件で分類。「つたえる」機能では、集約したデータからDM(ダイレクトメール)やSMS(ショートメッセージサービス)などを使用して発信する。
凸版印刷のCRM(カスタマーリレーションシップマネジメント)は、集約したデータを活用し作成した目的別の「施策シナリオ」を準備。ツール構築からデータを活用した施策実行まで、最短3カ月で行なえる。
また、アウトプットはメール・SMSといったデジタル接点だけでなく、顧客行動に合わせてDMの送付も可能。DM機能については、顧客に合わせた訴求内容ごとに、印刷から発送まで自動化することで、デジタルとアナログによるハイブリッドな施策を実行する。
初期導入費用は100万円~、月額利用料は30万円(税別)~。
背景には、個人情報保護・プライバシー保護の気運が高まる中で、自社が保有する「ファースト・パーティー・データ」に、改めて目を向ける動きが進んでいることがある。また、自社データの活用に向けて、マーケティングオートメーションなどデジタルツールの需要も拡大している。
一方、ツール導入にあたり、「価格が高い」「設計構築に時間がかかる」「導入したはいいが使いこなせない」といった課題があった。
凸版印刷では、「&haco」を小規模のテストマーケティングから実施できるデジタルマーケティング支援のサービスとして、インフラ業界や流通・メーカー等に向けて販売。2025年までに関連受注も含め10億円の売上を目指す。
デジタルマーケティングサービス「&haco」
https://www.toppan.co.jp/solution/service/&haco
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