【2015年10月5日】キリンの子会社がメッセージアプリのラインと手を組み、これまでにない新たな飲料自動販売機を生み出した。
キリンビバレッジバリューベンダーは10月から、全国の主要都市でデジタルサイネージを搭載した自動販売機の展開を始めた。同自販機はインテルの技術とLINEが提供する企業向けAPIソリューション「LINE ビジネスコネクト」の連携により、LINEと結びついたさまざまな機能を持っている。
この自動販売機にはカメラが搭載されており「VENDORPHOTO(ベンダーフォト)では清涼飲料を購入すれば、自動販売機のカメラで写真撮影が可能。楽しいデザインフレーム付きの写真をLINEで受け取ることができる。
これにより、キリンとユーザー間の双方向コミュニケーションを図ることから、企業に対するロイヤリティーを高める効果があると思われる。
また、液晶ディスプレイを備えており、自動販売機設置先の希望する広告動画を投入でき、災害発生時には緊急地震速報や津波警報を付近の人に知らせることも可能。さらに、多言語対応しており、英語や中国語、韓国語での商品名やカロリー、カテゴリーを表示できる。
キリンビバレッジバリューベンダーは、キリンビバレッジの自動販売機に関連する商品企画・マーケティング・販売関連業務を担う事業会社。設立と同時に専門性をより推進する目的でイノベーション推進部を設置し、新しいマーケティング戦略を展開している。
今回はその戦略の第1弾として、デジタルサイネージ自動販売機を展開した。
同自動販売機を活用したさまざまなサービスを今後追加していくことで、ユーザーや設置先のニーズに応えるとともに「これまでの自動販売機にはなかった“わくわく”を提案していく」としている。
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