名糖産業「アルファベットチョコレート」にアールブリュット作品採用　竹田印刷が企画・デザインをサポート

【2024年8月19日】竹田印刷は、名糖産業のロングセラー商品「アルファベットチョコレート」のパッケージを、昨年に引き続きアールブリュット作品を用いた企画・デザインでサポートした。

アールブリュット作品とは、フランス語で「生（き）の芸術」という意味。20世紀の画家ジャン・デュビュッフェが創り出した言葉で、障がいのある方や、美術の正規教育を受けていない方が、既存の芸術教育に左右されず、内側から湧き上がる衝動のまま表現した芸術を表す。

今回、愛知県に本社を持つ名糖産業は、地元の作家を応援したいという思いから愛知県在住の作家・佐々木紫乃氏の作品を「アルファベットチョコレート」のハロウィン用パッケージに採用した。同社では「バレンタイン、クリスマスと並ぶ一大イベントとなったハロウィンの配り菓子として、子どもも大人も楽しんでいただき、このパッケージを通して新たなコミュニケーションが生まれることを期待している」としている。

近年、「誰一人取り残さない」というSDGsの理念に基づき、大手企業や自治体でもアール・ブリュット作品の採用が増えている。
また、アート作品を採用することで作家に作品使用料が支払われるため、貧困をなくすことや、働きがい、人々の平等などの目標達成にもつながっている。

竹田印刷では、あらゆる人が活躍できる社会を目指し、地元作家と地元企業の橋渡しを行い、正当な作品使用料を支払う仕組みを構築することで、インクルーシブな地域づくりに貢献してくとしている。

佐々木 紫乃さん

1972年生まれ名古屋市在住
絵を書く事と寝る事、そして甘いものが大好きな人。クーピーペンシルを使って熱心に描く姿はアーティストそのもの。実物に囚われない色使いや遠近感が魅力で、柄やシルエットなどの表現も楽しい。
大好きなケーキは何も見なくても描いている。アレンジされたモチーフ・キャラクターも独特で面白く、何か優しさをもたらせる。クーピーペンシルを画材としているのは、故ジュリア・カセム氏（インクルーシブデザインの第一人者）のアドバイスによるもの。
生活介護事業所さふらん生活園（SFRN）に所属している。

名糖産業
https://www.meito-sangyo.co.jp/

竹田印刷
https://www.takeda-prn.co.jp/