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キヤノン 広幅デジタルカラー複合機「ColorWave 3600/3800」を発売 ジェルインク採用し正確な描画

【2020年9月10日】キヤノンマーケティングジャパンとキヤノンプロダクションプリンティングシステムズは9月中旬、建築・製造・印刷関連企業や官公庁、グラフィック市場向けに広幅デジタルカラー複合機「ColorWave 3600/3800」を発売しする

「ColorWave 3600/3800」は、対応用紙幅が297mm~1,067mmの広幅カラー複合機。4色のトナーをジェル状にして噴射させる「CrystalPoint」テクノロジーを採用しており、従来の液体インクと異なり、飛び散りがなく、噴射粒の形状が安定している。

さらに用紙への配置が正確で、鮮明な描画が可能となった。メディアの種類に影響されることなく、高速出力でありながら高品質なプリントアウトを実現する。最大出力解像度は600×600dpi。
最大給紙は「ColorWave 3600」が800m(200m/ロール×4)、「ColorWave 3800」が1,200m(200m/ロール×6)と大ロールを搬送できる。

また、スキャナー機能ではスキャン速度がモノクロで4.8m/分(600dpi)〜 14.6m/分(200dpi)、カラーで1.6m/分(600dpi)〜 4.8m/分(200dpi)。スキャンの原稿サイズは、幅208mm~914mm、長さが208mm~16mと長尺物も取り込める。

セキュリティー面では、統合印刷セキュリティ「スマートシールド」を新たに搭載。社外からの不正アクセスを防ぎ、プリントワークフローにおけるセキュリティーをより強固する。さらに、ICカードによる個人認証システムでアクセスを制限することにより、故意または過失による機密性の高い印刷物やデータの漏洩を防止する。

発売の背景には、建築・製造・印刷関連企業、官公庁、グラフィック市場での、複雑で高密度化された図面などを制作する業務が増えていることがある。
この市場に、高品質なプリントと高生産性、高度な安全性を兼ね備えた、広幅デジタルカラー複合機を投入する。

価格などは以下の通り。
ColorWave 3600 Printerモデル 2ロール仕様 460万円(税別)
ColorWave 3600 MFPモデル 2ロール仕様 520万円(税別)
ColorWave 3800 Printerモデル 4ロール仕様 710万円(税別)
ColorWave 3800 MFPモデル 4ロール仕様 770万円(税別)

 

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