【2026年3月19日】ペーパルは、路珈珈と共同で、コーヒー抽出後のかすを再利用した新素材「コーヒー薄炭クラフト」を開発し、同素材を採用したギフトボックスの販売を開始した。未利用資源を自社パッケージに再生するクローズドリサイクルを実現した。

同素材は、コーヒーかすを高温で炭化したバイオ炭を段ボール古紙に配合した再生紙。従来、コーヒーかすの再利用では紙フィルターなどの混入が障壁となっていたが、炭化工程によりこれらを処理できるため、分別の課題を解消した。

開発のベースとなったのは、同社が2025年に開発した再生紙「薄炭クラフト」である。古紙とバイオ炭を組み合わせ、奈良時代から続く再生紙文化を現代的に再現した素材で、今回その技術をコーヒーかすに応用した。
完成した「コーヒー薄炭クラフト」は、コーヒー由来の灰色とクラフト紙の中間的な色調を持ち、炭の微粒子による質感や消臭機能を備える。FSC認証を取得し、古紙100%配合とした。
同素材はロクメイコーヒーのギフトボックスに採用され、これまで活用が難しかったコーヒーかすが商品パッケージとして再生された。コーヒーの副産物を自社製品に循環させることで、ブランド価値の向上にもつなげている。

同技術は、もみ殻や茶殻、果皮、麦芽かすなど他の副産物にも応用可能で、食品や農業分野を含む幅広い業種での展開を見込む。両社は今後、未利用資源の活用を軸とした素材開発を進め、循環型のものづくりの拡大を図る方針である。
ペーパル
https://www.pepal.co.jp/
路珈珈(ロクメイコーヒー)
https://rokumei.coffee
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