富士フイルムBI　同社デジタル印刷機による国際作品コンテスト「IPA2025」結果を発表　日本から過去最多7作品入賞

【2025年9月12日】富士フイルムビジネスイノベーションは、デジタル印刷作品を評価する国際コンテスト「Innovation Print Awards（IPA）」の2025年度入賞作品を発表した。今回は日本から過去最多となる7作品が入賞した。

IPAは2008年に開始し、今回で18回目。富士フイルムグループの「Revoria Press」シリーズや「Jet Press」シリーズ、「Acuity」シリーズなどを使って制作された作品を対象に、仕上がり品質や技術の活用、革新性などを基準に審査する。
審査は印刷やグラフィックデザイン分野の専門家が務め、入賞作品は国内外の展示会で紹介される。

「IPA2025グローバル」には14の国・地域から170作品が応募され、36作品が入賞。「IPA2025 APJ」には10の国・地域から282作品が集まり、36作品が入賞した。最優秀賞「Best Innovation Award 2025 Global」には、韓国のプロジェクトチーム「Every Single Day」によるアーティストブック『Island, Alone』が選出された。伝統紙「韓紙」と再生紙を素材に、特殊色を活用した独自表現が評価された。

また、「Best Innovation Award 2025 APJ」には、中国のGolden Ladies Photoが制作した『Wedding Photobook』が選ばれた。インクジェットプレス「Jet Press 750S」により高精細かつ豊かな色彩を再現した点が評価された。

入賞作品は、東京のショウルーム「グラフィックコミュニケーション東京」をはじめ、各国・地域のイベントで展示される予定である。

Innovation Print Awards
https://www.fujifilm.com/fb/company/contest/innovationprintawards/2025