【2025年9月2日】ローランド ディー.ジー.(静岡県浜松市)は9月11日から、大判インクジェットプリンタ「DGXPRESS ERシリーズ」に対応する新しい低溶剤インク「D-EA2」を順次発売する。
新開発のD-EA2インクは、従来の約半分のコストでERシリーズの高画質と生産性を両立。インク単価を抑えつつ、少量で高画質を実現する吐出制御技術によりランニングコストを大幅に削減できる。
色表現の面では、4色構成ながら鮮やかな発色と自然な肌色、ニュートラルなグレーを再現した。
ER-642には新機能「Roland Intelligent Pass Control 2.0」が搭載され、高速印刷時もスジやムラを抑えて画質を安定させる。さらに純正RIPソフト「VersaWorks 7」による16ビット処理や新ディザパターンの採用で、粒状感の少ない高精細な仕上がりを短時間で実現する。
今回の発表にあたり、グローバルセールス&マーケティング本部長の二村龍吾氏は「D-EA2インクによりDGXPRESSはさらなる進化を遂げ、顧客の短納期対応やコスト削減に貢献できる」とコメントしている。
新インクは500ml入りでシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4色を用意。対応機種はDGXPRESS ER-642/ER-641。既存のD-EAインク利用者も、ファームウェア更新と簡単な切替作業で導入できるという。
ローランド ディー.ジー.は、広告・看板からインテリア装飾まで幅広い用途に対応するインクジェットプリンタを展開しており、今後も生産性向上と収益性強化に寄与する製品開発を進める方針だ。
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