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サトー 液体入りガラスボトルに対応したRFIDタグを発売 結露など水分の影響を低減 「自動認識総合展」で展示

【2024年9月12日】サトーは11月から、液体入りガラスボトルに対応したRFIDタグを発売する。

新製品は、素材がガラスやゴム、ワイン(液体)など比誘電率の高いボトルへ全面貼り付けができ、結露など水分の影響を受けにくい。これにより高湿度のワインセラー内で1ヶ月使用後も高い読み取り精度を発揮する。

日本国内のワイン取り扱いは、飲食店や高級ホテル、EC販売だけでなく、スーパーマーケットやディスカウントストア、コンビニエンスストアなど販売の裾野を広げている。それに伴い、流通過程での管理や、銘柄・取り扱い品目の増加による物流管理を軽減するソリューションが求められている。

現場の主な課題は、在庫管理と棚卸の負担が大きい。ワインは、その商品特性からワインセラーで保管されるため、1本ずつ在庫確認が行われる。
加えて、商品確認には銘柄の知見が必要であり、ボトルごとにラベルを確認しながら在庫確認や棚卸をするため、判別ができるソムリエ資格者による管理と時間がかかっていた。
また、一般的なRFIDタグは液体が電波を吸収してしまうため、ワインボトルなど液体が入った容器の使用に不向きだった。

サトーでは顧客から相談を受け、2023年から検討を進め、比誘電率の高い被着体に対する新たなRFIDタグを開発した。

なお、同商品は明日9月13日(金)まで、東京ビッグサイトで開催されている「第26回自動認識総合展(主催:日本自動認識システム協会)」で展示されている。

SCeaTa(シータ)CT4-LX RFID(UHF)モデル
https://www.sato.co.jp/products/printer/ct4-lx-rfid/

サトー
https://www.sato.co.jp/

 

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