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【年頭所感】ビジネス機械・情報システム産業協会会長 池田隆之 (東芝テック 相談役) アフターコロナを見据えた新たな成長の一年へ

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【2022年1月1日】2022年の年頭にあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

昨年は、新型コロナの感染拡大が地球規模で繰り返される一年になりました。コロナ禍の中、罹患された方々には心よりお見舞いを申し上げます。

新型コロナの発生からおおよそ2年が経ち、この間、世の中ではウィズコロナ時代の行動変容が提唱され、テレワークやリモート会議などの新たなワークスタイルが定着しつつあります。同時に、当協会の対象製品に目を向けると、在宅勤務などオフィス外での執務が浸透していくに従って、プリンターや複合機、スキャナー、ファクスなどへのセキュリティ対策が広範囲に求められるようになりました。

そのような社会のニーズに対し、昨年JBMIAは、「BMSec(事務機セキュリティプログラム)」というセキュリティガイドラインを作りました。これは、製造業者や販売事業者がガイドラインに対する適合性を評価し、自己適合宣言を行い、その結果をJBMIAが確認・公開する制度です。当協会としては、この「BMSec」を通じて、事務機器をご利用されるお客様へ、より一層の安全・安心をご提供できればと願っております。

コロナ禍は、SDGsなど社会課題解決に対する人々の意識をも変えました。例えば、ロックダウンが全世界的に起きた一昨年の前半、わずか一カ月間でオゾン層が回復し、空気がきれいになるという現象が見られました。このことは、人々が気候変動を考える一つのきっかけにもなったと言われています。

JBMIAではSDGsの達成に貢献する様々な活動を行っています。従来から行っている、使用済み廃品を回収する静脈物流の共同化に加え、昨年は新たに動脈物流の共同化にも取り組み始めました。これはJBMIAの会員企業が製造・販売する機器を同じトラックに載せて共同配送し、お客様のところまでお届けするという取り組みです。このことは、単に昨今のドライバー不足で懸念される「運べないリスク」を防ぐだけではなく、CO2削減による環境負荷の低減にもつながります。SDGsが掲げる目標、「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」や「気候変動に具体的な対策を」などに、直接的に資するものと考えています。

一昨年、私が会長に就任した際に取り上げた重点テーマに、「社会環境の変化への迅速的な対応」があります。社会環境の変化は、ワークスタイルの変化だけに留まりません。経済安全保障問題、2050年カーボンニュートラルに向けた取り組み、サーバーセキュリティやAI技術の法規制への対応など、国際課題やそれに伴う社会の変化にも対応していく必要があります。当協会では本年、それらの課題に関する専門委員会の新設や、既存委員会の強化により、諸課題への取り組みを一層加速させていきます。また、国内外の関係機関との連携も重要であることは論を俟ちません。関係者皆さまのご指導、ご支援のもと、社会課題解決への貢献に努めるとともに、同時に当協会のプレゼンスの向上も引き続き図って参りたいと存じます。

今年の干支「壬寅」は、「厳しい冬を超えて、芽が吹き、新たに成長する」様子を意味しているそうです。未だ新型コロナが不透明な中ではありますが、当協会としても社会の変化にしっかりと向き合いながら、アフターコロナを見据えた新たな成長の一年としたい所存です。

本年も引き続きJBMIAへのご理解とご協力をお願い申し上げるとともに、皆さまの益々のご健勝を心よりお祈り申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。

※寄稿いただいた内容をそのまま掲載しています

 

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