【2021年10月14日】「第92回東京インターナショナル·ギフト·ショー秋2021(ギフト·ショー秋2021)」が10月13日、江東区有明の東京ビッグサイトで開幕した。
開催は明日15日(金)まで。
レポート2では、印刷物を新たなアイデアで活用した商品やサービスを中心に報告する。
【開催中レポート1】「ギフト·ショー秋2021」 グッズプリントの新提案多数 より簡単&身近に!
ライジングエンターテイメントは、「プロモスポット」を参考出品している。
「プロモスポット」は、デジタルサイネージプリントマシン。42インチのタッチパネルLCDとプリンタ部分で構成されており、サイネージ部分では店舗や商店のPRが可能で、プリンタはユーザーのQRコードを読み取り、写真画質の出力に対応する。
担当者は「サイネージとして活用することはもちろん、顧客にアンケートや会員登録をしてもらうことで、その方や家族の写真、キャラクターやスポーツ選手などの写真を提供できる」と話す。
提供する店舗や施設は顧客の情報を取得でき、顧客はスマートにプレミアム品やサービスを受け取れるというメリットがある。
プリント物は販売も可能なほか、占いや性格診断などのプリントも可能。
同社は「ユニパッチン」というユニフォーム型キーホルダーのベンダーマシンで知られる企業。コロナ禍でスポーツの開催などが制限される中、新たな製品を開発した。
「プロモスポット」の提供は11月からとしている。
家樹は、家系図の作成サービスを紹介している。
作成は、同社の担当者が依頼者の戸籍を取り寄せ、そこから先祖をさかのぼる。曾祖父母や高祖父母など数代さかのぼる簡易の調査の場合7万円~、源平藤橘など歴史的な先祖まで調べる場合は50万円~という。
作成した系図は、冊子や牧本として印刷することや、家系の歴史としてありバムのような体裁での提供も行う。
同社の稲留栄城専務は「企業経営者からの依頼が多い、社史に載せたり、ホームページなどで活用するなどさまざまな使い方がある」と話す。
YOJO TAPEの「デザイン養生テープ」は、養生テープにフルカラー印刷した商品。
権利会社がキャラクターグッズとして販売するケースが多く、ステーショナリーの一つとして認知されている最低ロットは300個。
コロナ禍でソーシャルディスタンスを実行するために、床に貼るタイプの商品も増加。貼り剥がしが楽で、ノリ残りもしづらいため、商業施設や公共施設、イベントなどで採用されている。
アルタは、ユニークなプリント物を出品している。
通知表をモチーフにした「通知表色紙」は、成績欄や通信欄などがある色紙で、送別会などの寄せ書きを楽しく演出。一般的な色紙で見られる「何を書いたらいいのか」「どこから書き始めたらいいのか」といった課題を解決している。
姉妹品には「卒業証書色紙」もある。
同社は、しょうゆを注ぐとパンダの柄が浮き出るしょうゆ皿を開発した企業で、このほかにもユニークな商品を多数取り揃えている。
華陽テクノプラザは、メッキとプリントを組み合わせた「メタルバッジ」や「メタルプレート」を展示している。
インクジェットでプリントしており、少量の生産も可能。「フルカラーとメタルの組み合わせは他ではできない」という。現在、サンプル一式を3万円で提供している。
このほか、金属製のパズルも展示していた。
ナラトデザインは、オリジナルグッズ作成サービスをアピールした。
オリジナルグッズの作成はコロナ禍でも売り上げを落としていない分野で、特に動いているのは、アクリルスタンドタイプのフィギュア。キャラクターグッズ系は、コンビニエンスストアに売り場ができるなど、特に売り上げが伸びているという。
このほか、アクリルキーホルダーや超大判の缶バッジなども展示している。
偕拓堂は、掛け軸とオフセット印刷やデジタルプリントなどを融合した「キャラクター掛軸」を出品している。
デジタルプリントを選択すれば、1点からオリジナル製作が可能で、版代がかからず少量でもコストパフォーマンスが良いという。主にアニメやゲーム関連を掛け軸にしたキャラクターグッズでの需要が中心。
また、屏風絵のレプリカも展示しており、「関ヶ原合戦図」は最も大きなものは99万円。
【開催中レポート1】「ギフト·ショー秋2021」 グッズプリントの新提案多数 より簡単&身近に!
Copyright © 2024 プリント&プロモーション . ALL Rights Reserved.