プリント&プロモーション―デジタルプリントの専門サイト――

【開催中レポート】「コンテンツ東京2026」 IPの新ビジネスにプリンティング系出展も多数 明日19日まで・東京ビッグサイトで

【2026年6月18日】コンテンツビジネスの大規模国際総合展「第19回 コンテンツ東京2026」が6月17日、東京ビッグサイト西展示棟で開幕した。会期は明日19日(金)まで。開催時間は午前10時から午後5時。主催はRX Japan。

同イベントは8つの展示会・特設エリアで構成。ライセンシングジャパン(第19回)、クリエイターEXPO(第18回)、映像・CG制作展(第17回)、広告クリエイティブ・マーケティングEXPO(第15回)、コミュニケーションデザインEXPO(第15回)、イマーシブテクノロジーEXPO(第2回)のほか、今回初開催となる「ファンコミュニティマーケティングEXPO」と特設エリア「CONTENT Hub」を設けた。

当サイトでは、プリンティングやプロモーションに関連する出展者を中心に会場内を速報レポートする。

コンテンツ東京2026
https://www.content-tokyo.jp/hub/ja-jp.html

会場レポート

PINK TOKYO JAPANは「スマホケースDIY自動販売機」を出品した。
この自動販売機は、オリジナルのスマートフォンのケースをその場でデザインしてプリントできるもの。3年前から発売されているが、今回は新製品を投入した。
新型は、記録されているデータはもちろん、ユーザーのスマホなどから画像データを取り込んでプリントすることが可能で、世界で一つだけのオリジナルスマホケースをつくれるという。記録されている画像では、コラボレーションしたキャラクターやブランドを使用でき、観光地やイベントではそれに合わせた取り込みも可能。ユーチューバーやインフルエンサーなどもコラボしている。

中国では1000台以上、韓国では約600台が導入され、商業施設や公共交通機関、観光地などで稼動している。価格は450万円で、試用やイベントでの貸し出しは無料(輸送費、設置料は別)。
担当者は「他の国は導入が進んでいるが、日本はまだまだこれから。今回新型を投入したことで導入を進め3年で1000台の導入を目指す」と話す。(写真下はコラボしているインフルエンサーの@yusekun_ゆーせーさん)

シャチハタは、その場でスタンプを作れる「OSMO」を展示している。「OSMO」は、シャチハタのホルダー(専用ケース)を購入し、タッチパネルから印面デザインを選択することで、約3分程度でオリジナルのスタンプを作成できる。
デザインコンテンツは追加可能で、キャラクターやイベント、風景などを入れることが可能。

「もともとは、一からデザインをつくりオリジナルのスタンプをつくるというコンセプトだったが、現在はスヌーピーやサンリオなどキャラクターを生かしたものが増えている。観光地やミュージアム、キャラクター施設など、ここに来ないとつくれないという商品が売れている」と担当者。

TOKYO TOWERは、東京タワーの知的財産やデザインを活用した商品や、空間を活用したイベントの提案を行った。
東京タワーは、東京のランドマークとして 65年以上にわたり、芝公園の地で存在感を示し続ける東京タワー。プロパティを活用した広告や商品なども多い。SNSとの親和性も高く、広告のキービジュアルやアパレル、おみやげ、ノベルティなどでの商品化も多い。
担当者は「今回も名称や形状、雰囲気を活用したイベントやビジネス、商品化の提案を行い、他のIPとのつながりをつくっていく」としている。

ジャパン・ソーシャル・マーケティング(JSM)は、デザインとマーケティングで、自治体や企業などのブランドの力を引き出すことを得意とする企業。
今回は特に「まちづくりのデザイン」をテーマに展示を行っており、その地域の事業者と専門家を連携し、地産地消で参加した地域が儲かる仕組みを提案している。
同社はデザインを生業として始めた企業で、背景からストーリーをつくりそれをデザインに落とし込むことに長けている。

佐川印刷(さかわいんさつ、愛媛)は、自社の大判プリンタやグッズプリンタを使用したサンプルを多数展示した。今回もブースの装飾からすべて自社で行っており、薄く軽く、出展者自身が組み立て可能な展示会ディスプレイを体現している。
サンプルでは、UVプリンタを使った2.5Dプリントや3Dフィギュアを紹介。またUV-DTFを使用したヘルメットへの転写プリントなども展示している。

担当者は「ディスプレイでは最近、ポップアップショップ向けの需要が増加している。当社製品は、軽く簡単に施工できることから短期間で各所を巡回するイベントなどに向いている」とコメント。
また「今回の展示会では、ターゲットであるコンテンツホルダーが多く、この方たちに印刷や加工でできることを知って欲しい」と述べた。

東京アドバタイジングは1966年創業のクリエイティブエージェンシー。ブランド戦略からサービス・プロダクト戦略までを一貫して支援する。グラフィック制作はもちろん、Web や映像などからプロモーションまでを総合的にサポート可能。ブースでは過去に手掛けたパッケージや看板、ブランドロゴなどの実績を紹介している。

モリサワは、自社のさまざまなフォントと使用された商品など紹介している。同社では、フォントサービス以外に、オリジナルフォントの作成も行っている。商品に合ったフォントの作成により購買意欲を高めたり、特徴を表すなどの効果があるという。またデジタル媒体や映像媒体での採用も増えており、Webサイトやゲームなどで活用されている。ブースではリリックスピーカーを展示していた。

たきコーポレーションは、国内最大級規模の総合デザインエージェンシーで、今回は自社が手がけたパッケージをブースのビジュアルとして展開している。
ブース正面のビジョンでは、受賞歴のある作品や、手掛けた中でも代表的な作品を自社のオリジナル映像として放映。グラフィックデザインやプロモーション、動画などをPRしている。
ターゲットは、代理店やメーカー、広告制作会社などで、レベルの高いクリエイティブの提供を目指す。

グレイ美術は1985年設立で、国内最大級の総合美術製作会社。テレビCMや映画、MVのセットやイベントの空間演出をはじめ、店舗ディスプレイや建築内装まで、幅広い分野の美術デザイン・設計・製作・施工を行っている。
今回はテーマを「価値ある空間・体験をプロデュース」とし、「イベント」「プロモーション」「映像美術」「建築・内装」などの4つの事業領域について提案。近年は、商業施設での採用も多く欧州のハイブランドの内装なども手掛けていることなどもPRした。
担当者は「4K映像で培ったリアルさで、代替素材でありながら本物の質感を表現し、高級感を演出できるのが当社の強み」と話す。

Wenzhou360Inflatable(温州 360 インフレータブル)は、中国・温州市に拠点を置く、インフレータブル製品(バルーンなど空気で膨らませる製品)の総合メーカー。主にイベント用の巨大なエア遊具やエアーアーチ、広告・プロモーション用の看板やキャラクター、子供向けのエア遊具やアトラクションなどで20年以上の実績がある。
今回展示のバルーンは約50万円(送風機付き)、送風すると5分ほどで完成し、折りたためばスーツケースにも入るサイズ。
「30mなどの巨大なバルーンも作成可能で、中国では規模の大きなイベントで活用されている。日本でも広めていきたい」と担当者。

シモジマは復刻した「ストップペイル」を全面に出品。「ストップペイル」とは、1970年代〜80年代にかけて全国のファンシーショップや文房具店で商品の包装紙・紙袋として親しまれた、赤と白のレトロポップなデザイン。ネコやウサギなどの動物と「STOP」と書かれたバケツ(ペイル/Pail)のイラストが描かれていることから「ストップペイル」と名付けられた。朱赤と黒の2色刷りで、あえて少しずらしたような「版ズレ」の風合いと、ローマ字表記のセリフが特徴だ。
同社では数年前から、シールや文具、グッズなどを展開しており、他社とのコラボも行っている。

ミツカンの「味ぽん」も、自社ブランドをIP展開した。3年前から自社のノベルティーとしてキーホルダーやシールなどを作成開始。現在はコラボできる企業やキャラクターを募集している。
担当者は「皆様の家庭にも置いていただいている親しみあるブランドをグッズにする提案。以前からネイルでこのロゴを表現していただくなどSNSでの盛り上がりがあったことからIP化した」とコメントした。

Copyright © 2026 プリント&プロモーション . ALL Rights Reserved.