【2026年8月1日】ラクスルは7月30日、MBO(マネジメント・バイアウト)による非上場化後、初となる中長期事業戦略を発表した。
同社はこれまで、印刷を起点に集客支援や調達支援を通じて中小企業の事業成長を支えてきたが、今回、金融領域を新たに強化し、売上拡大・コスト最適化・資金支援を一体で提供する「中小企業の課題解決プラットフォーム」を構築する。事業・サービスを横断的に連携させ、中小企業にとって欠かせない「経営インフラ」を目指すとしている。

プラットフォームの中核は3領域。売上拡大は、印刷・広告サービスに加え、ホームページ制作や営業支援、AIを活用したサービスなどを通じて新規顧客獲得を支援する。
コスト最適化は、印刷ECや購買ECなどを通じて調達コストや業務効率化を支える。資金支援は新たな柱として強化し、銀行サービスに加え、成長投資を支える金融サービスを拡充する。今回、この一環としてラクスルホームページの新サービス、営業BPO、金融のラクスルバンクの拡充も発表した。
背景には、日本企業の99.7%を占める中小企業が、人手不足や物価上昇、デジタル化・AIの進展などで経営環境の変化に直面しているという事情がある。同社が2026年2月に実施した調査では、89.6%の企業が営業活動を仕組み化できておらず、58.3%が資金繰りに不安を抱えているという。
中小企業庁の調査でも、47.6%の企業がコスト上昇分を価格転嫁できていないという。同社は、約48万社の顧客基盤と取引データを強みに、これらの課題を横断的に支える仕組みを構築するとしている。
同社は2025年にMBOを発表し、2026年5月に非上場化した。中長期視点で投資を継続するための経営判断で、今回の戦略発表はその第一歩と位置づける。
ラクスル中長期戦略
https://corp.raksul.com/mbo-strategy/
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