【2024年9月6日】「第98回東京インターナショナル·ギフト·ショー秋2024」が9月4日から、江東区有明の東京ビッグサイトで開催されている。開催は今日9月6日(金)まで。主催はビジネスガイド社。
「東京インターナショナル·ギフト·ショー」は、 日本最大のギフト関連のトレードショー で、毎年春と秋の2回開催されている。
今回は、「心を伝える愛の贈り物」をテーマに、同時開催イベントと合わせて2,824社が出展ししている。入場は無料(事前登録制)。
同展示会には、プリンティング機器メーカーや、これらでプリントされたオリジナルアイテムなどが多数出品されている。
プリント&プロモーションではこれらを中心に、会場をレポートする。
イメージ・マジックは「キャラぴた」の名称で、自社の転写シート商品を紹介している。
「キャラぴた」は、キャラクターがデザインされたシートを、身近なアイテムの自由な場所にアイロンで貼りつけられるオリジナル商品。Tシャツやバッグなどの布製品との相性がよく、ユーザーが自分の持ち物の好きな場所に貼り付けられ、高い耐久性を持ち洗濯もできる。
シートはDTF(Direct To Film)で出力されており、同社が機器の販売も行っている。
商品点数は2,500点にのぼり、「ちいかわ」や「ソニック」のほか、サンリオやディズニーのキャラクターもラインアップしている。
新商品の「マルチプリント」は、UVプリンタで出力されたもので、ポッティングのような盛り上げ加工が施されている。水洗いにも耐えられるため、弁当箱などにも貼り付けられる。
両製品とも渋谷ロフト、銀座ロフトの直営店で販売中。
トライポッドは自社製造のオーダーグッズを多数展示している。
今回「フィルム+アクリル」のテーマで製品を展示した。これはアクリルの上にデジタル印刷したフィルムを貼るもの。現在主流のUVインクジェットプリントより、印刷部分の製造は圧倒的に早く、大量生産に向いているという。デジタル印刷で出力するため、版などは不要で1個からも生産可能。
ペノンは、エシカルなステーショナリーをテーマにした会社。
「ウッドポストカード」は、UVインクジェットでプリントした3D木製ポストカード。デザインにそった凹凸感があり、西洋絵画や浮世絵などが立体的に見える。さらに92円切手で郵送も可能だ。大手量販店や空港などで販売されており、10月には、渋谷ロフトでポップアップ商品としてイベントも行う。
「アートマグネット」は、美濃焼タイルに同様のプリントをしたもので、こちらも絵柄に立体的な効果がある。
いずれも仕上がりの風合いがユニークで、インバウンド需要で売上を伸ばしているという。
加陽印刷の「クリアグッズ」はUVオフセット機て印刷したものでを保有し、クリアPPでのグッズ製作を行っている。コロナ禍でマスクケースをプリントしたところから始まり、今はクリアカードでアニメグッズなどを作成している。
ブースでは「チェキ風トレカ」や「トレカ用クリアスリーブ」などを展示。
最新製品では「レシートクリアファイル」を紹介。店舗でキャラクターグッズなどを買った際に、プレゼントとしてレシートを入れるケースを配布するキャンペーンで活用されている。
大成プラスはプラスチックの企画・製造を行い工業部品などを提供する会社。
現在はどーだーグッズビジネスにも参入しており、今回は参考出品「推し色でキュン」を提案している。
同商品は、推し活用の香り付きスタンプで、香料を封じ込めたマイクロカプセルをインクに入れている。推しの「色」に加えて「香り」も表現できるとしており、意見を聞きながら商品化するという。
同社ではアクリルスタンドのOEM生産などを行っており、同商品をこれと絡めての販売を見込む。
川島商事は「オリジナルテープ」を展示。
狭幅のフレキソ印刷で生産されており、5m✕30巻(1,500m)、納期14日から生産可能。
「テープにフレキソでしっかり色を出せる会社は少なく、キャラクター物は当社へ注文が集中している」と担当者。
古川紙工は、アイデアが詰まったさまざまな文具を紹介している。
「マッチ箱メモ」はマッチの箱のような容器にメモが入った商品。「そえぶみ箋」は小さな便せんが入っている世界一短い手紙が書けるレターセットで、いずれも女子人気が高い。
また書店向けのオリジナル文具なども多数リリースしており、くまざわ書店や丸善ジュンク堂書店などに商品を提供している。
「文具は、利便性からデザインや楽しさに進化している。当社ではライセンシング事業にも進出した」と担当者。
インパムはシール・ラベル印刷業の得意とする印刷と抜きかk上を使った製品を展示している。
「透明台紙の和紙シール」は、台紙がPET製で透明のため、商品が非常に見やすく映えるということかがある。
このほか、「首掛けボトルステッカー」や「フレークシール」「ポッティングシール」「3Dピック」など、素材や加工に工夫のある製品を紹介している。
エスパックは「レジャーシートエコバッグ」を出品。
全国各地の名物や名所をプリントしたエコバッグを既製品として用意しており、少量から販売している。食品用の軟包装などで採用されることの多いグラビア印刷を使用しており、色鮮やかな色調が特長。オリジナルデザインは、最少2,000個から製造可能。
担当者は「2年前にこの商品を開発し、当初は一部の有名観光地のみだったが、外国人観光客から非常に人気で、全国各地のバージョンをつくった」と話す。
トレードワークスは「販促スタイル」のブランドでさまざまなオーダーグッズを提案。
同社はもともとコットンバッグの生産から始まった会社で、トートや巾着など派生製品も多い。
今回は環境配慮したバッグとボトルを新製品として展示している。
遠東商会は各種エコバッグを展示。
素材はコットンが多く、さまざまな形の製品を用意している。プリントはスクリーン印刷が中心だが、DTFにも対応を開始した。
同社では今後、従来品とは異なるエシカルな製品を追加する予定。
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