【2026年2月5日】ブラザー工業は、MUTOHホールディングス(証券コード7999)の普通株式を公開買付け(TOB)により取得し、完全子会社化する方針を明らかにした。産業用プリンタ事業の強化が目的で、買収総額は約350億円を見込む。

公開買付者であるブラザー工業は、取締役会で金融商品取引法に基づく公開買付けの実施を決議した。対象は東京証券取引所スタンダード市場に上場するMUTOHホールディングスで、TOB価格は1株7626円とした。公開買付期間は5日から3月23日までとしている。
一方のMUTOHホールディングスは2月3日、ブラザー工業による同社普通株式に対する公開買付け(TOB)について、賛同の意見を表明するとともに、株主に対して応募を推奨することを決議した。
TOBが成立した場合、MUTOHホールディングスは上場廃止となる見込みである。同社は、ポスターや屋外広告向けの大判プリンタやインクを主力とし、産業用途で一定の市場シェアを持つ。
ペーパーレス化が進む中、ブラザー工業は産業向け事業を成長分野と位置付けており、今回の買収により製品ラインアップや技術基盤を補完し、競争力の強化を図る考えだ。
なお、ブラザー工業は2024年にローランド ディー.ジー.に対してTOBを実施したものの、最終的に買収を断念している。

ブラザー工業
https://www.brother.co.jp/
MUTOHホールディングス
https://www.mutoh-hd.co.jp/
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