小森コーポレーション　山形大学と包括連携協定を締結　基礎学術から事業化まで協力　プリンテッドエレクトロニクスなどで実績

【2024年4月25日】小森コーポレーション（KOMORI）は、山形大学と包括連携協定を締結した。

調印式は山形大学 有機エレクトロニクスイノベーションセンター（INOEL）で行われた

山形大学は、プリンテッド・エレクトロニクスの国際的研究開発拠点として、2013年には有機エレクトロニクスイノベーションセンターを開所。10年以上にわたりオープンイノベーションを展開してきた。

一方のKOMORIは、1923年創業の印刷機械システムメーカーで、プリンテッド・エレクトロニクス を成長事業と位置付け、PE要素技術開発センターを2023年に開所しオープンイノベーションを推進している。

山形大学とKOMORIは、これまで有機ELの電極印刷、フレキシブルハイブリッドエレクトロニクス（FHE)での導電配線印刷、3次元曲面形状の（3D）エレクトロニクスなどの研究開発で連携してきた。

今回の連携では、基礎学術から事業化・人材育成、交流・施設装置の活用まで範囲を広げ、新しい分野に向けて包括的に行なうもの。
新しい技術分野として、微細配線技術に加え薄膜塗工技術を共同で研究開発。具体的には、次世代太陽電池や次世代二次電池に向けて、印刷材料開発（山形大学）と印刷装置開発（KOMORI）印刷プロセス開発および試作品作製（共同）の展開をする。
山形大学では有機エレクトロニクスイノベーションセンター（INOEL、米沢市）、KOMORIではPE要素技術開発センター（PEDEC、つくば市）をそれぞれの中心拠点として包括的な連携を進める。

山形大学
https://www.yamagata-u.ac.jp/jp/