【2024年4月16日】コニカミノルタと富士フイルムビジネスイノベーションは4月15日、複合機・オフィス向けプリンタ・プロダクションプリンタ事業での業務提携に向けた協議を開始する基本合意書を締結した。
複合機やプリンタなどを含む事務機器市場は、オフィス環境の急激な変化により、販売やサプライの環境が変化し、市場全体が縮小していることから、統合などの動きが広がりを見せている。
昨年はリコーと東芝テックが事務機器分野の生産と開発などを統合し、東芝テックは理想科学工業にヘッド事業を売却するなどの動きがあった。
両者の業務提携もこの業界再編の動きの一つとみられる。
両社は今秋にも、原材料や部材調達のための合弁会社を設立し、富士フイルムビジネスイノベーションが株式の過半を保有する。また、トナーの開発と生産に関しても業務提携する。
コニカミノルタ株式会社 代表執行役社長 兼 CEO 大幸利充氏
業界をリードする両社が共通の課題認識のもと、業務提携により互いの強みを最大限活かすことで、投資効率やコスト競争力の向上、安定供給、環境対応、BCP対応力を強化し、グローバルメーカーとしての事業レジリエンス力を高める可能性を、共に追求していきたいと考えます。
富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 代表取締役社長・CEO 浜直樹氏
今回の業務提携に向けた協議は、グローバル市場での競争力やプレゼンスを高め、新たな飛躍を図るために重要なものです。今後、両社のパートナーシップの下で新たな枠組みを構築しサプライチェーンの強靭化を図ることで、より強固な事業基盤を確立できると確信しています。
コニカミノルタ
https://www.konicaminolta.com/
富士フイルムビジネスイノベーション
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