共同印刷　インドネシアに新工場建設　需要が高い高品質チューブの製造に注力

【2019年4月19日】共同印刷は4月18日、インドネシア共和国の現地法人 PT. Arisu Graphic Prima（アリス社）の新工場建設に着手した。

同グループのチューブ事業は歯磨き向けを中心に順調に拡大。近年は化粧品向けチューブの拡販にも注力し、国内はもちろん東南アジア市場でも、個人消費の伸長に伴い高品質チューブ容器の需要増が見込まれており、同市場の深耕に取り組んでいる。

アリス社 ジャカルタ工場の建設イメージ

今回、その一環として、同グループであるアリス社の新工場建設に着手した。同社はインドネシアでラミネートチューブの製造を中心とした事業を展開する。
新工場では、主に化粧品向けの高品質ラミネートチューブを製造。製造環境は日本と同等のクラス10万～30万のクリーンルーム仕様とし、品質管理も日本と同水準となる。
建設地のカラワン県カラワン工業団地は、日系および欧米系の化粧品・医薬品・食品メーカーが拠点を置くジャカルタ近郊に位置しており、物流面でも適した立地という。

アリス社　ジャカルタ工場は今年12月に竣工し、2020年1月から稼働する予定。

稼働後は、環境面・品質面で最新鋭のラミネートチューブ製造工場という優位性を生かし、日系、欧米系、インドネシアの化粧品メーカーや、医薬品、食品メーカーからの受注拡大を目指す。

共同印刷では、東アジア地域の営業活動拠点である共印商貿（上海）有限公司、ベトナムにおける製造拠点 KYODO PRINTING (VIETNAM) CO. LTD.と連携。東アジア・ASEAN地域におけるネットワークのさらなる強化を目指す。

新工場　建設工事（第一期）概要

工場名 PT. Arisu Graphic Prima　ジャカルタ工場
建設予定地 インドネシア共和国カラワン県カラワン工業団地（KIIC）内
建設日程 2019年4月着工、2019年12月完成予定
建物概要 鉄筋コンクリート造2階建
建築面積 2,438㎡（約737坪）　※延床面積2,963㎡（約896坪）
製造品目 ラミネートチューブ容器
投資額 約3.8億円（工場建設費含む）
設計・施工 PT. KAJIMA INDONESIA（カジマ・インドネシア）