【2025年8月21日】グローリーは9月1日、小売業界向けにデジタルサイネージ広告の購買効果を可視化し、レポートとして提供する「AIカメラ分析サービス」を開始する。
顔の特徴量と購買データを組み合わせて広告効果を検証する仕組みは、業界初。
新サービスは、店舗内のデジタルサイネージ前やレジ前にAIカメラを設置し、来店客の顔の特徴量を取得。POSレジから得られる購買データと突き合わせることで、広告を視聴した顧客の購買行動を測定する。これにより、広告視聴が実際の購入につながったかを定量的に把握できる。
背景には、リテールメディア市場の拡大がある。スーパーやコンビニ、ドラッグストアなどでのデジタルサイネージ広告は、購買直前の顧客に訴求できる点で注目されているが、その効果を明確に示すデータが不足していた。新サービスは広告代理店、店舗、広告主のいずれにとっても課題解決に資する。
具体的には、広告代理店は投資対効果を数値で示すことで提案力を高め、店舗は広告枠販売による収益機会を拡大できる。広告主は施策の検証や広告予算の最適化に役立てられる。
さらに、AIカメラで取得したデータを用いて広告視聴率や来店客の属性を分析し、売場レイアウトや商品配置改善に活用可能。通常棚や特設売場ごとにシステムを設置すれば、エリア単位での効果検証も行える。
グローリーは今後も認識・識別技術を活用したソリューションを提供し、小売業の業務効率化と最適な店舗運営を支援していくとしている。
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