ミヤコシ　オフセット印刷の課題解決へAIソリューション「yaless-Eye」「yaless AI Professional」を提供開始　人手不足・技術継承などに対応

【2025年9月16日】ミヤコシは、オフセット印刷の現場課題を解決する新たなAIソリューション「yaless AI Professional」と「yaless-Eye」の提供を開始した。これにより、技術継承、品質安定、損紙削減といった業界の主要課題に対応する。

オフセット印刷業界は長年、熟練オペレーターの経験や勘に依存してきたが、高齢化や人材不足により、安定した品質維持が難しくなっている。こうした背景を受け、同社はAI技術を活用した「yalessシリーズ」を開発。現場力の底上げと持続可能な生産体制を支援する。

製品概要

• yaless AI Professional
  温湿度、版面輝度、インキ温度などをリアルタイムで測定・蓄積し、機械学習により最適条件を予測。印刷条件の自動調整機能を備え、品質のばらつきや損紙を抑制する。
• yaless-Eye
  Azure OpenAIの音声エンジンを活用し、PLCと連携することで印刷機を音声操作できるインターフェース。見当合わせやローラ回転数の制御をハンズフリーで実現し、現場負荷の軽減と技術継承を後押しする。

主な機能

• 印刷プロセスの自動検知・学習・制御
• 音声対話による印刷機制御
• トラブル発生時の原因特定と対応手順案内
• 印刷実績の自動評価による業務改善支援
• 専門知識対話・教育支援
• 日本語・英語を含む多言語対応

両製品は単体導入にも対応し、既存機へのレトロフィットも可能。現場ニーズに応じて柔軟に導入形態を選べる。

同社は今後も、印刷機械設計の技術力と現場対応力を融合させ、業界が直面する多様な課題解決に取り組み、持続可能なものづくりに貢献していく。

ミヤコシ
https://miyakoshi.co.jp/