【2024年2月16日】サトーはこのほど、同社製ラベルプリンタの保守業務を担う江東区のサポートセンターで、RFIDを活用し棚卸を3.5日から3時間へ短縮した。
あわせて、カスタマーエンジニア(CE)が毎日行う部品の持出・返却処理の作業時間も大幅に短縮した。
この結果を受け今年3月までに、同社の全国のサポートセンターなど49カ所にRFIDを導入し、CEが本来の業務に専念する環境の実現を目指すという。
この事例は、サトーが自社で製造・販売するRFIDについて、その技術をまず自社で活用したもの。
今回、同社が導入したRFIDによる棚卸は、部品の在庫を人手で1点ずつカウントしていた以前の方式に対して、リーダーをかざすだけで複数の部品の情報を瞬時に一括で読み取る。都内の江東サポートセンターでの実証実験では、3.5日かけて行っていた2,371点の部品の実棚卸作業が約3時間で終了し、89%の大幅な時間削減となった。
また、全国のサポートセンターなどで保守業務を担当する従業員の負荷を軽減し、働きやすい環境の整備へ向けた改善にも努めていく。
手間のかかる棚卸業務や、保守部品の持出・返却管理の作業時間の短縮は、製造業を中心に多くの企業で共通の課題。保守部品の中にはRFIDの読み取り感度の低下を招く金属を含む部品も多く、さまざまな形状や大きさのパーツをRFIDにより在庫管理をすることは技術的にも課題あった。
同社では、モノと情報をひも付ける「タギング」の企業として、当社はこれからもさまざまな自動認識技術の自社での運用検証も進め、その経験の蓄積によりユーザーの現場の業務改善を支援していくとしている。
動画
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RFID for Customer Success
https://www.sato.co.jp/rfid/
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