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早大と凸版印刷「妖怪引幕」を高精細にデジタル化 大英博物館展示と連動 ビュワー化も実現

【2019年6月17日】早稲田大学坪内博士記念演劇博物館(演劇博物館)と凸版印刷は、演劇博物館が所蔵する縦4メートル、横17メートルの河鍋暁斎(かわなべきょうさい)「新富座妖怪引幕(しんとみざようかいひきまく、妖怪引幕)」を高精細にデジタル化。
さらにこのデータを用いて文化財利活用の共同研究としてデジタルコンテンツを制作した。

同コンテンツは、大英博物館(所在地:英国ロンドン)のマンガ展「Manga」に妖怪引幕が展示されていることに連動し、ジャパン・ハウス ロンドン(英国)で開催されるシンポジウムで公開される。

妖怪引幕は、幕末から明治時代の戯作者である仮名垣魯文(かながきろぶん)の依頼で河鍋暁斎が五代目尾上菊五郎や9代目市川団十郎など明治期に活躍した歌舞伎役者を妖怪に見立てて描いたもの。
サイズは縦4メートル、横17メートル十巨大な作品。

この妖怪引幕を凸版印刷が独自の手法により、94億画素の高精細デジタルデータを取得。 このデジタルデータを用いて、アニメーションとビュワー型コンテンツを制作した。
アニメーションでは、描かれた妖怪たちが動き出し、河鍋暁斎が描いた世界を表現する。

また、ビュワー型コンテンツでは、拡大・縮小しながら妖怪引幕を細部にわたって鑑賞したり、妖怪に描かれた歌舞伎役者を写真や役者絵と比較したりなど、妖怪引幕の魅力を楽しめる。

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