大日本印刷の「DNP多機能断熱ボックス」　第28回「地球環境大賞」を受賞　電源・ドライアイス不要で冷蔵輸送可能に

【2019年4月23日】大日本印刷（DNP）の「DNP多機能断熱ボックス」がこのほど、フジサンケイグループ主催の「第28回 地球環境大賞」を受賞。4月22日、東京都港区の明治記念館で秋篠宮同妃両殿下、臨席のもと表彰式が行われた。

「DNP多機能断熱ボックス」は、酸素などの気体を通しにくい「ハイバリアフィルム」を活用した真空断熱パネルを使用。従来の断熱材よりも高い断熱性を実現し、電源を必要とせずに定温での長距離輸送を可能とする。

また、独自に開発したシミュレーションソフトによって、運ぶ距離や内容物に合わせて、保冷剤の量を最適化し、より効果的に一定の温度を長時間保ちながら輸送できる。また、折りたたみ可能で繰り返し使えるため、資材の削減につながり、ドライアイスを保冷剤に切り替えることで、温室効果ガスの排出量を削減する。

今回、コールドチェーンの構築やフードロスの削減にもつながるこうした機能が高く評価された。

DNP多機能断熱ボックス
https://www.dnp.co.jp/biz/solution/products/detail/1188731_1567.html