【2024年9月17日】ローランド ディー.ジー.は、8月19日から9月8日までニューヨークのフラッシングで開催された全米オープンテニス選手権で、来場者へのアパレルのカスタマイズサービスを提供した。
これは同社と米国の販売子会社Roland DGA、ユーザーが商品のカスタムデザインを体験できるソフトウェアを展開するYR社が共同で行ったもの。
全米オープンでは、Roland DGAとYR社がDTF(Direct To Film)プリンター「VersaSTUDIO BY-20」によるオンデマンド印刷とYR社の最新ソフトウェアにより、来場者がその場で自由にアパレルをデザインし、購入できるサービスを提供。1万点以上の商品を生産する体制も整え、オンデマンドカスタマイズの可能性を広げたという。
来場者は会場内のショップやキオスクに設置された大型タッチスクリーンや自分のスマートフォンなどを使い、YR社のソフトウェアで商品をデザイン。
注文された商品は会場内のYR社のプリントセンターに設置されたBY-20で同時に印刷され、注文とプリントの各工程はすべて自動で管理された。
Roland DGA社長 Amado Lara氏
BY-20はコンパクトながら、高精度かつ効率的なアパレル装飾が可能なプリンターです。YR社の最新ソフトウェアと組み合わせることで、全米オープンの来場者がその場で自分だけのアパレルをデザインし、同時に印刷が可能なシステムを構築することができました。
YR社CEO Tim Williams氏
デジタル印刷業界のトップ企業と協力し、著名な全米オープンで技術を活かせたことを非常にうれしく思います。当社のソフトウェアとVersaSTUDIO BY-20により、ファンの新しいカスタマイズ体験を実現できました。
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