【2016年2月16日】大日本印刷(DNP)はこのほど、「DNPパッケージ翻訳QRシステム」を開発。パッケージなどに印刷されたQR(2次元)コードをスマートフォンで読み取ることで、商品名や説明文などの記載情報を中・英・仏などの多言語に切り替えて立体的な表示を実現した。
同システムでは専用サーバに多言語の商品情報を、商品パッケージの3次元データとともに登録。ユーザーは、商品パッケージやシールなどに印刷されたQRコードをスマホで読み取れば、画面でその商品の“外国語版パッケージ”を見られるという。
パッケージを立体的に表示することで、臨場感のある商品を再現。外国旅行者であれば帰国後に使用する際にあらためてパッケージを見直すことも可能となる。
あらかじめ設定した言語で自動的に表示でき、途中で表示言語の切り替えるも可能。パッケージに記載されている情報のほか、キャッチコピーなども言語ごとに表示できるため、販売促進効果を高められる。
同社では、訪日外国人対応のインバウンドサービスとして、日用品や食品メーカーなどに向けて、2月に販売を開始。2015年9月から提供している店頭設置のタブレット端末に各国語のパッケージを表示する「DNPパッケージ翻訳ARシステム(店頭用)」などと合わせて、2018年度までに15億円の売り上げを目指す。
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