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TOPPANエッジとデンソーウェーブ 「外部事業者入退システム」の提供を開始 特殊なQRコード使い顔認証

【2024年11月7日】TOPPANホールディングスのグループ会社のTOPPANエッジとデンソーウェーブは11月5日、「外部事業者入退システム」の提供を開始した。

同システムは、TOPPANエッジの顔写真収集・認証クラウドサービス「CloakOne(クロークワン)」で顔写真を撮影。これをデンソーウェーブの特殊なQRコード「顔認証SQRC(エスキューアールシー)」にし、外部事業者に送付する。
「顔認証SQRC」は、専用の認証カメラでのみ読み取りでき、データ保管領域にユーザーの個人情報や顔情報を格納する。
外部事業者の入退場管理では、専用カメラで「顔認証SQRC」を認証し顔情報を照合する。

これらにより、人の目視による確認に比べて正確な本人確認が可能となり、外部事業者のなりすましを防止する。また、情報をサーバー上ではなくQRコード内に格納するため、個人情報の流出も防止できる。
価格はシステム一式税込み400万円。

開発の背景には、2020年3月に「自動車産業サイバーセキュリティガイドライン」の策定がある。このガイドラインでは、従業員だけでなく、出入者すべての記録を6カ月間保管・管理することが求められるようになった。

両社は2026年度までに計50カ所の施設への提供を目指す。

「自動車産業サイバーセキュリティガイドライン」(改訂版2024年8月) p.24
https://www.jama.or.jp/operation/it/cyb_sec/docs/cyb_sec_guideline_V02_02.pdf

 

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