【2025年4月16日】ローランド ディー.ジー.はこのほど、立体的な表現が可能なインテリア装飾向けデジタルプリントソリューション「DIMENSE(ダイメンス)」に対応した専用サプライ品25種類をグローバルで発売した。
「DIMENSE」は、発泡性のある専用メディア、発泡箇所を制御するストラクチャーインク、安全性の高い水性樹脂CMYKインクを用いるインクジェットプリンターで構成されるソリューション。プリント後にヒーターで加熱することで、インクが塗布されていない部分が発泡し、精緻なエンボス加工を実現する。ハイブランドの店舗やホテル、美術館、オフィス空間などで、オンデマンドなグラフィック演出に活用されている。
新製品には、専用メディア8種類、ペイント用塗料13色、後加工用キット4種が含まれる。
新たな専用メディアでは、従来1.5mmだった発泡高さを2mmに拡張したタイプや、従来比2倍の耐擦過性を持つタイプ、米国の壁紙基準「Type II」に対応するタイプなどを追加。高耐久・高性能な装飾施工が求められる商業施設などでの利用に対応する。
また、エンボス加工後に手作業で塗装を加えることで、質感や存在感のある演出が可能なこともDIMENSEの特長。今回新たに、金・銀・銅などのメタリックカラーや砂・ベルベット調などの個性的な塗料13色をラインアップした。
さらに、塗装や施工に必要なツールをセットにした後加工キット4種類も用意。使用マニュアルのほか、動画による操作ガイドも付属し、導入後すぐに創作活動を開始できる構成となっている。
同社グローバルセールス&マーケティング本部長の二村龍吾は、「DIMENSEは、インテリア装飾やディスプレイに新たな価値をもたらす唯一無二のサーフェスデザインを実現する。今回の製品拡充によって、その活用領域はさらに広がる」と述べている。
今後も同社はDIMENSE関連製品の拡充を進める。
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