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【バーチャル展示会レポート】「JIVM2020」のホール1を紹介 「リコー」「富士フイルム」「コニカミノルタ」「セイコーエプソン」「京セラ」など


【2020年6月8日】「ジャパン・インクジェット・ヴァーチャル・メッセ2020(JIVM2020)」が今日6月1日に開幕した。
運営は大野インクジェットコンサルティング(OIJC)。

「JIVM2020」は、OIJCのサイトを使ったバーチャル空間のインクジェット(IJ)プリント印刷資機材展。本来、今年開催予定だった「drupa2020」の時期に合わせて、6月1日(月)から7月31日(金)まで開催される。
サイト上の展示会の特性を利用し、展示内容(サイトの内容)は保存され、2021年3月末までは閲覧できる予定。

この試みは、新型コロナウイルス感染影響で中止や延期となった展示会を補完するもの。バーチャル展示場に加え、出展各社がオンライン会議システムや動画サイトなどを活用し、情報発信するなどでにぎわいを見せている。

出展者の途中参加もありというこの展示会だが、1週目を終え、出展が完了しつつある今の会場で、「印刷機など機材メーカー」などが集まるホール1を紹介する。

 

ホールのゾーニング

ホール1「印刷機など機材メーカー」
ホール2「インクメーカーなどIJ資材」
ホール3「IJの部材など技術を持つ会社」
ホール4「報道関係」
ホール5「プリンタメーカー」
ホール6「ユーザー、プリントショップ、印刷会社など」
ホール7「テキスタイル」

 

ホール1

ホール1は「印刷機など機材メーカー」8社が出展している。
1週目を終えた時点で、入場者トップというリコーhttps://ohno-inkjet.com/?p=31209)。
今回の出展に合わせて、初の薄膜プリントヘッド「RICOH TH5241」を受注開始というニュースが入った。これに合わせてのウェビナーもすでに開催済み。

また、19日(金)に行う「デジタルペインティングで描く新たな未来」では、トラックのコンテナにそのままプリントできる大判プリンタhttps://p-prom.com/feature/?p=41330などを紹介するという。このコンテナへのプリントに関しては動画が公開されている。

同社は10回のウェビナーを予約するなど、積極的な参加で来場者を獲得している模様。
とにかく豊富な情報量で、他を圧倒している印象だ。

入場者ランキング2位の富士フイルムhttps://ohno-inkjet.com/?p=29306)は、同社の企業広告をトップに据えている。リアル展示会で言えば、大型ビジョンを設置して企業広告を放映している感覚だろう。内容は「JetPress」の開発員を紹介した30秒CM。

「ニュース」としては、「プリンタ開発支援サイト『Inkjet Accelerator』:近日オープン」を告知しているが、これは告知のみで情報はない。
また、分野別のサイト紹介と資料ダウンロードとして「インクジェットコンポーネントsambaJPC」「インクジェット用インク・色素」「インクヘッド」「研究開発プリンタDMP」が掲載されている。

ランキング3位のコニカミノルタhttps://ohno-inkjet.com/?p=29337)は、冒頭にあいさつを入れており、そこでは「ヘッドの開発と販売」「インクジェットプリンタの販売」「パナソニック プレシジョンデバイス社の薄膜ピエゾ技術の獲得」などを紹介している。
資料ではIJヘッドに関する資料を公開。このほかにも資料ダウンロードのコーナーがある。ウェビナーなどの予定は、未定となっている。

4位のセイコーエプソンhttps://ohno-inkjet.com/?p=29317)は、冒頭に「エプソンヘッドの外販ページ」を配置。動画も「PrecisionCore(プレシジョンコア)プリントヘッド」の説明と、強化している部分がわかりやすい。

京セラhttps://ohno-inkjet.com/?p=29343)では、「京セラ製インクジェットヘッドの特長」を冒頭に入れて、「IJヘッドの会社」であることを強調。

「新製品紹介」では、次世代モデルのIJヘッド「KJ4 EX」シリーズについて紹介している。また、「UV LED照射機」の窒素パージモデルを動画で紹介し、プリンタ開発の他社に見せる、展示会内展示といった雰囲気。

ユニオンケミカーhttps://ohno-inkjet.com/?p=29347)は、マーキングやコーディング印字に特化した「WOCCS」のオリジナルブランドで出展。「WOCCS」は「印字方式でも比較的手軽なサーマルインクジェットカートリッジ」と紹介しており、こちらも展示会内展示の意味合いが強いようだ。

「331秒(5分 31秒で WOCCSの全てがワカル神動画5本!」というタイトルで、自社製品のPR動画を目立つ位置に持ってきている点が今風で面白い。リアルで言えばステージセッションと実演を重視するイメージなのだろう。

メムジェットhttps://ohno-inkjet.com/?p=29409)は6月 3日に開催したウェブセミナー「包装業界向けのインダストリアルファクトリー4.0の紹介」などの動画を置いている。
また、価格付きでヘッドを紹介するなど大胆な展示内容となっている。

SICPA (https://ohno-inkjet.com/?p=29409)は「サーマルインクジェット分野の20年以上におよぶ研究」をPR。フォトギャラリーでIJヘッドの写真を公開した。
動画では、研究とその成果を解説し、世界で使われている同社の技術を発信している。

 

各社とも、初めての取り組みで、戸惑いながらもさまざまな展開をしている印象。
多くの来場者を集めたブースを参考にしながら各社がブラッシュアップすることが期待される。

他のホールは今後、順次紹介予定

 


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