【新刊】「印刷会社の生存戦略」（光山忠良氏）　中小印刷会社への警鐘鳴らす

【2023年6月16日】みつや出版事業部は6月13日、中堅・中小印刷会社に向けたビジネス書「印刷会社の生存戦略」を刊行した。

同書では「本業消失に備えよ」と警鐘を鳴らし、アウトソーシング事業やロジスティックス事業など、具体的な事業領域の変革を提唱している。

印刷出荷額は1997年から2019年の間に44・0％減少した。
大手印刷会社はデジタル・マーケティングやアウトソーシング事業に進出。新しい市場を獲得している。これに対し、中堅・中小印刷会社はマルチメディア化に立ち遅れ、新規事業の立ち上げにも総じて成功していない。

著者はこの理由を分析したうえで、近年業界で提唱されてきたマーケティングサービス会社への変革ではなく、顧客企業の事務局運営やロジスティックスなどアウトソーシング事業に活路を見出すべきと説いている。

著者の光山忠良氏は、慶應義塾大学文学部を卒業後、広告代理店に入社。2004年に印刷業界の新聞社に入社し、100社以上の印刷会社経営者にインタビューした。2014年から印刷業界のシンクタンクに在籍、現在は独立し、ライターとして活動している。

「印刷会社の生存戦略」の概要

著者　光山忠良
仕様：Ｂ6版 117ページ　ペーパーバック仕様
価格：1800円+税
発売日：2023年6月13日
販売場所：https://amzn.to/3JheiZM