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「JAGAT トピック技術セミナー2015」レポート④ 「 SCREEN GP」モジュラー方式が新しい! 「HP」インクジェットと電子写真方式それぞれの特徴とは?


【2015年12月11日】日本印刷技術協会(JAGAT)は12月9日(水)、東京都杉並の同協会セミナールームで「JAGATトピック技術セミナー2015」を開催した。
同セミナーはその年の印刷技術や製品のトピックスを発信する場で、ここ数年はデジタル印刷関連の最新情報を中心に構成されることが多い。
レポート④ではデジタル印刷機メーカー残りの2社の講演内容を伝える。

SCREENグラフィックアンドプレシジョンソリューションズの中尾誠一副理事は、「TruePressJet520HDが実現する品質と機能を支えるテクノロジー」のテーマで自社のデジタル印刷機に搭載された技術などを詳細に説明した。

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「TruePressJet520」はさまざまな印刷分野で、すでに800台以上の実績がある。

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これまでは、小ロットや短納期、工数削減などでは利点があるものの、品質面では従来のオフセット印刷機には劣るという印象があった。
そこで投入した最新製品「TruePressJet520HD」ではオフセットに迫る品質を実現している。
機構はモジュラー構成で、拡張性があり、色数の変更も自在にでき、追加や入れ替えも可能。分割して運搬できるため、狭小な工場環境での搬入にも適している。

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インクは高濃度製品を新開発、駆動軸は4軸を採用し安定性を増しており、毎分15~120mでの運用が可能だ。最大出力解像度は1200dpi。
検査装置「JETインスペクション」もほぼ標準で搭載しており、すべての印刷面をリアルタイムで検査できる。

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日本HPの田口兼多マネージャーはLeading the Analog-to-DigitalTransformation」のテーマで、自社デジタル印刷機のそれぞれの位置づけや採用事例などについて話した。

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同社では電子写真方式の「Indigo」はオフセット品質での小ロット生産機。一方、インクジェット方式の「Color Inkjet Web Press」は高生産を担うカテゴリー。
現在、第4世代の「Indigo」は、30カ国で300台を販売。日本でも20台がインストールされている。

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一つのドラムで転写・印刷を行う「ワンショットテクノロジー」により、正確な見当合わせが可能。3色で4色並みの表現が可能な「EPM(生産強化モード)」を用意し、コストの低減も提案している。このモードはワンタッチで切り替えできる。
イタリアではファッション雑誌で使用。

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トピックスではIndigo向けに日本のユーザーからの要望で開発した「蛍光ピンクインキ」を発売。コミックやライトノベル、POP、ポスターなどで活用が見込まれる。

Indigoの採用事例ではコカ・コーラのPET ボトルで200万本の異なる絵柄を表現したキャンペーンを紹介。「Mosaic技術」で、デザインパターンから拡大・回転、切り取りすることにより、すべて異なる絵柄を実現。このデザインは交通広告やTシャツ、スマホシールキャンペーンなどに活用され、売り上げ増にも貢献した。

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一方のColor Inkjet Web Pressは5色機構成。BA(ボンディングエージェント)を採用しており、絵柄の載るところに、透明なコーティングを施してから、それぞれの色を載せていくため、メディアへの対応力が広い。

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今後、ヘッドはノズルの数を2倍の2400/インチという最新機が発売される予定。

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